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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

足の母趾の付け根が赤くなる
赤くなり、そこが腫れる
親指の可動域が狭くなる
つま先の狭い靴を履くと痛みが出る
夜間痛がある
痛みが強くで夜眠れないことがある
痺れなどを伴う場合もある
場合によって脱臼を引き起こす可能性がある
痛みが強く、上手く歩けなくなる
庇うことにより、他の所も悪くなる可能性がある

外反母趾の影響で、足底筋膜炎やモートン病などの足裏の痛みを生じやすくなります。
足裏のアーチも無くなるため、足裏のタコ、魚の目、巻き爪などの症状も引き起こすことがあります。

外反母趾で知っておくべきこと

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外反母趾かと思っていたら関節リウマチの可能性もあるため、早期に病院での受診をお勧めします。症状が悪化していくと、手術を行うケースもあります。

母趾が何度の角度が付いているかによって重症度が変わります。15度未満であれば正常、15度から30度だと軽度、30度から40度だと中等度、40度以上になると重度となります。

また、外反母趾が原因で足底筋膜炎やモートン病などの足裏の痛みが生じやすくなることもあります。外反母趾になると足裏のアーチが消失し、足裏にタコや魚の目、巻き爪などの症状が出てくることがあります。

さらに、外反母趾になると下行性の運動連鎖も関与し、O脚やX脚になる可能性も高まります。

症状の現れ方は?

症状の現れ方としては、足裏にタコや魚の目ができ始めることがあります。

長時間、つま先が狭い靴を履くことにより、母趾が内側に入り込み、骨が出っ張って痛みが生じることがあります。特に女性に多く、ハイヒールなどをよく履く方に見られることが多いです。

扁平足などの場合、土踏まずに体の重心が集中し、親指の内側にある母子内転筋が引っ張られることで、外反母趾につながる可能性があります。今まで履いていた靴が狭く感じ始めた場合、外反母趾が進行している可能性があります。長時間歩くと痛みが出てくることがあり、痛みの場所は親指の付け根から小指にかけてさまざまな部分で生じることがあります。

また、足の指が変形し、ハンマートウ(槌指)と呼ばれる変形をすることもあります。

その他の原因は?

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ハンマートウは足の第2、第3、第4の足指が曲がり、爪が地面に当たることでタコができる症状です。扁平足は足のアーチが低くなり、足裏全体が地面に接することで足の疲労感や痛みを引き起こすことがあります。

糖尿病性神経障害では神経障害を引き起こしやすく、足のしびれや痛みを生じる可能性があります。また、関節リウマチでは関節の炎症により足の変形が起こることがあります。

外傷によっても症状が出ることがあり、骨折、捻挫、挫傷などが原因で痛みが生じ、外反母趾につながる可能性もあります。

遺伝的要素も関与しており、足の形や足の間の人体、筋肉の緩みや弱さなどによる軟部組織のアンバランスも考えられます。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾は進行性の疾患であるため、放置しておくと変形が進行していきます。

初期に施術を開始すれば保存療法のみで日常生活を送ることが可能ですが、時間が経ち症状が進行してしまった場合には、その進行を止めるために装具を使用したり、運動療法や履物の変更を行い、足のアーチを形成することが推奨されます。

高齢者においては、転倒や変形性股関節症の発症リスクが高まるため、放置せずに適切な処置をすることが重要です。重症化すると手術が必要になる場合もあるため、注意が必要です。神経障害を引き起こすこともあり、しびれを伴うこともあります。

当院の施術方法について

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<靴の選択>
正しい靴を選ぶことで足の形状をサポートし、痛みを軽減することができます。幅広のつま先と低いかかとの靴が適しています。

<インソール>
インソールやアーチサポートを使用して足のアーチをサポートし、足の負担を軽減します。

<物理療法>
指のストレッチや筋力トレーニングを行い、関節の可動性を改善することが期待できます。

<アイシング>
痛みを和らげるためにアイスパックを使用します。

保守的な施術が効果が期待できない場合には、手術が検討されます。手術は骨の修正や関節の安定化を行うものです。

改善していく上でのポイント

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<靴の見直し>
適切な靴を選ぶことが重要です。エジプト型の足の方には、スクエアトゥやラウンドトゥの靴を選ぶことをおすすめいたします。ハイヒールやガバガバの靴は避けましょう。

<運動療法>
足指の筋力を強化するためのストレッチや体操が有効です。足趾じゃんけん(足の指を開いてグー、チョキ、パー)などを試してみてください。

<装具療法>
外反母趾装具は変形矯正には効果が限られますが、痛みを軽減する効果があります。

<薬物療法>
痛みを緩和する湿布や軟膏などがあります。

手術は痛みがあり、保存療法で軽減しない場合に検討されます。手術方法は変形の程度や痛む部位により選択されます。